VISIONS  :  ファブラボ鎌倉の5つのビジョン

世界と一緒に成長する

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個人ですべてを買いそろえるのは難しい多彩なデジタル工作機器が揃い、それを使って作業するスペースを確保し、そしてつくるための知識を交換したり共有したりできる物理的な実験工房です。2002年にMIT(マサチューセッツ工科大学)の学外研究からはじまりました。現在、各国のそれぞれのラボは独立して運営しており、世界50ヶ国、600カ所まで草の根的に拡がっています。大きな組織が取り仕切っているのではなく、ゆるやかにつながる世界的なネットワークと連携しながらものづくりをしていることが最大の特徴です。ファブラボをプラットフォームとし創造的な学習環境を構築し、グローバルに活躍する人材を育成すること、多様な環境で学びながらその人、地域らしい価値を見い出す機能をもった活動を目指しています。

 

もっと知りたいファブラボのこと : What's FabLab?

ファブラボ憲章 : Fab Charter

ものづくりのリテラシーを身につけることで、見える世界があります。 それは時代を超えて、つくった人の気持ちや技術の高さをより深く理解する想像力です。多くの人が「モノがつくれない」のではなく、モノをつくるための「つくる」場や機会がなかったのかもしれません。私たちは、これまでの既製概念に囚われず自由な発想でテクノロジーとネットワークを駆使し「つくるひと」を増やしていきます。アイデアをカタチにできる実装力をもった人たちが、より良い社会全体をつくる基盤となるために。

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ファブラボ・ジャパンが有志ネットワークとして発足した1年後の2011年5月、鎌倉とつくばの2カ所に、日本初のファブラボがオープンしました。すでに存在したハードウェアの実験工房から発展的にファブラボになったつくばに対し、わたしたちが鎌倉を選んだのは、技術論として語られがちなデジタルファブリケーションに社会的、文化的文脈と深みを与え、地域から世界へつながるものづくりを実践するという設立理念に合致したからです。日本だからこそできること、すべきこと、取組むべき課題があるからです。

ここ日本でも、パーソナルな欲求や必要性や願望に根ざした「ものづくりのプロジェクト」を立ち上げる人々が増え始めています。個人や企業、組織の一員としてではなく「個人」としてのユニークな視点、さらには、商品開発やビジネスを最初から唯一のゴールとしないことで生まれる、自由な発想から拡張しはじめるのが特徴的なのかもしれません。「つくりたいからつくる」「ないからつくる」など個人から生まれてくる動機は人それぞれ違います。そんなパーソナルでオープンなものづくりを、新しい日本の文化として根付かせていくため、ファブラボ鎌倉は日々活動し進化しています。

相互理解を促進させ、新しい時代を「つくるひと」を増やす

日本だからこそできること、すべきことを鎌倉から発信する

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デジタル工作機械を使ったものづくりは、従来の民芸や手芸、あるいわブリコラージュととはどう違うのでしょうか。その答えは大きく分けて3つあります。1つめは反復性。試作へのコストと日数が大幅に下がったことで、ブラッシュアップがより早い速度で可能になったこと。2つめはマシンメイドならではの微細なパラメーターの設定によりよりパーソナルなニーズに対応できること。3つめは、設計データやつくり方のオープンソース化になります。こうしたデジタル化されたものづくり(デジタルファブリケーション)により金型を必要としない適量&変量生産が可能になることです。そうしたデジタルである可能性を最大化していきます。

「デジタル」であることを最大化する

 上記の5つのポイントは、ファブラボ鎌倉の活動を通じて形成されてきたものです。国内外のファブラボは独自の運営母体により、各ラボにより特色は異なります。 

 

各ラボの特徴は、それぞれのWEBサイトで活動をご覧いただけます  ▶▶▶ NETWORK

21世紀型の学習環境をつくる

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世界50ヶ国、600カ所に拡がるネットワークをプラットフォームとし、ファブラボ鎌倉ではデジタルファブリケーション技術を用いた人材育成事業を積極的に行なっています。子供から大人までの幅広い世代に対応する取組み、個人や法人向けのプログラム、企業研修や共同開発、地域や領域を超えた強化合宿、WEB環境を最大限に活用した取組みなど多岐に渡ります。21世紀型の学習環境では、ソフトウェアやハードウェアのスキルを融合させ、総合的な技術力を身に付け課題解決能力を養っていくことがとても重要です。 活動を通じて年代や国籍を問わず多種多様な課題を創造的に解決するイノベーターが、国内外で活躍する社会が今後のスタンダードになることを目指しています。