寄付金の主な３つの用途

1.ファブサポーターの育成  

「新たな学びの環境」を実現するためには、技術的な支援を提供してくれるサポーターが欠かせません。ファブラボでは、幅広いテクノロジーを用いてアイデアを実現するため、半年以上のトレーニングが必要です。一緒に学びながら、コミュニティを支援したいという方々とともに、地域を支えるための体制作りに取り組んでいきます。そして、ファブサポーターが増えることは、STEAM学習を支援する人が増えることでもあるのです。

2.  学校に馴染めない子どもたちに対して、費用負担なく通える新たな学びの機会提供

2011年の設立当初から、毎週月曜午前に限定しながらも年齢に関わらず誰でもファブラボ鎌倉に参加できるように取り組んできました。そうした活動を通じて、自信をつけて新しい挑戦をする子どもたちの成長を見てきました。学校になじめない子どもたちを抱える家庭の中には、経済的にも厳しい状況に置かれている場合も少なくありません。誰もが機会を得られるようにするにはどうすればよいか、私たちは常に模索しています。通常のオープンラボとは別に、さらに曜日を追加し、学校に馴染めない子供たちを対象にしながら、子どもたちが自由に「つくりながら学ぶ」ことができる曜日を新たに設けていきます。寄付金により、学校になじめない子どもたちに対して新たな学びの機会を提供していきます。

3.  若者に挑戦の機会を提供し、その成果を地域に還元してもらうために

ファブラボネットワークのグローバルプログラムであるファブアカデミー (Fab Academy)には、5,000ドル~8,000ドルの受講料が必要です。学びたい若者の中には参加費用が負担になり、参加を諦める人もいます。そこで、ファブラボ鎌倉では、長期的に関われる若者や社会人に、グローバルプログラムに参加する機会を提供するために、独自の奨学金制度を設ける必要性を感じています。しかしながら、私たちだけで全ての資金を確保するには力不足の現状です。そのため、皆様のご支援により、若者たちがプログラムで学んだスキルやノウハウを、地域に還元していく未来を実現するために活用させていただきます。